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子どものころから、片頭痛やてんかんに似たような体験がよくあった。
片頭痛の前には閃輝暗点という、キラキラ光る幻覚が見える。(閃輝暗点を伴わない片頭痛もある。)
片頭痛の予防にはトリプタンやエルゴタミンなどの、麦角アルカロイドの系統の物質が使用される。幻覚剤=サイケデリクスとしてもっとも有名になったLSDも、この系統の薬剤の研究から偶然に発見された物質である。
閃輝暗点は後頭葉の視覚野で起こる後頭葉てんかんと似ているが、見えるものが違うらしい。
十人に一人ぐらいがかかる、ありふれた病気だが、とくに中年女性に多い。
子どものころから、デジャヴ(既視感)とジャメビュ(未視感)もときどき体験するが、これは側頭葉てんかんと関係があるという。