蛭川研究室 断片的覚書

私的なメモです。学術的なコンテンツは資料集に移動させます。

睡眠と夢

医療化

睡眠は病か 睡眠は病か 冬になると眠くなることを「冬眠病」と書いてきたが、「冬眠」を「病」とするかどうかは、「医療化(medicalization)」の問題である。 冬眠はツキノワグマの社会ではマジョリティだが、中緯度に住むヒトの社会ではマイノリティである…

『魂の形について』

博識な才女、多田智満子のエッセイ『魂の形について』。 魂の形について (ちくま学芸文庫)作者:多田 智満子筑摩書房Amazon 古代ギリシア語のプシュケーは、吐息と共に吐き出される魂のことであり、また蝶によって象徴されるともいう。 www.youtube.com エス…

『琥珀の夢』

抗うつ薬としてのアヤワスカ 『琥珀の夢』 抗うつ薬としてのアヤワスカ 京都のアヤワスカ裁判で弁護士さんから依頼があり、南米の精神展開性薬草儀礼の「専門家」として「治療抵抗性うつ病に対する精神展開性アヤワスカの迅速な抗うつ作用:無作為化プラセボ…

覚書(2021/05/14)

hirukawa-notes.hatenablog.jp 承前。 Zeitgeber Zeitgeber 眠いようで眠れず、睡眠導入剤を服用して寝たのが2時ごろ。6時に自然に目覚めたが、なかなか起き上がれず、枕元のモダフィニルを100mg服用して、やっと9時に起き上がれ、そして午前中はリモート授…

覚書(2021/05/13)

hirukawa.hatenablog.jp 承前。 ピノリン 心理学と統計学 ピノリン 睡眠について考えを深めて眠れないという逆説。瞑想をするとリラックスするが、きちんと瞑想をすると「インドール的」に覚醒してしまうので、むしろ眠りからは遠ざかる。 ピノリンとメラト…

睡眠相後退症候群

睡眠と覚醒のサイクルが24時間以上になると、睡眠時間が後ろにずれていく。それでも同じ時間に起きようとすると、睡眠時間が短くなり、心身に不調をきたしやすくなる。 2017年4月の睡眠日誌 睡眠と覚醒のサイクルが約24時間10分になっており、1ヶ月で約300分…