蛭川研究室 断片的覚書

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コウモリとハクビシン

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三年ほど前のある晩、東京でタクシーに乗った。

運転手「夜道は怖いのです」
お客様「車に乗っていてもですか」
運転手「急に飛び出してくるんですよね」
お客様「子どもとかですか」
運転手「人間じゃなくてハクビシンです」
お客様「うちの近所でも親子連れを見かけましたよ」
運転手「このまえ跳ねそうになって急ブレーキ」
お客様「危ないですね」
運転手「最初はネコかと思った」
お客様「ネコより細長いですよね」
運転手「本当に跳ねてしまったらどうしようかと」
お客様「あれは触るといけません」
運転手「噛まれますか」
お客様「触ると病気がうつります」

東京のような都市環境でハクビシンが増えている。狂犬病を媒介するイヌがいなくなり、ネコが減り、結果的に空いたニッチにハクビシンなど他の動物が入り込んできたようだ。狂犬病は名前からするとイヌが媒介すると思ってしまうが、イヌが駆逐された欧米ではコウモリが狂犬病を媒介するようになっているらしい。

ハクビシンそのものはSARS関連コロナウイルスの自然宿主にはなりえないとされるが、中間宿主として自然宿主であるコウモリからウイルスを媒介する可能性が指摘されている。

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