蛭川研究室 断片的覚書

私的なメモです。学術的なコンテンツは資料集に移動させます。

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

創造的狂気と市民的不服従

前橋地方裁判所で行われた、大藪龍二郎さんの公判の後の記者会見の様子が、Instagramにアップされた。 View this post on Instagram A post shared by Green Zone Japan (@greenzonejapan) www.instagram.com www.youtube.com 大藪さんは、大麻を摂取すると…

サイケデリックスと物質誘発性障害

この記事は書きかけです。 臨床研究が進むにつれ、サイケデリックスの副作用についても明らかになってきた[*1]。一過性の頭痛や吐き気、不安は一般的である。体温の上昇、発汗、脱水症状はとくにMDMAで特徴的である。また吐き気と嘔吐はMAOIを含有するアヤワ…

サイケデリックスによる依存症の改善

クラシック・サイケデリックスには精神依存性があり、耐性が形成されるが、使用しなければすぐに元に戻る[*1]。LSD、シロシビン、メスカリンには交差耐性があり[*2]、THCとアンフェタミンとは耐性を形成しない[*3]。逆耐性が形成され「フラッシュバック」が…

サイケデリック体験と心理尺度

LSD、シロシビン、ケタミン、MDMAの11D-ASCによる評価[*1] クラシック・サイケデリックスであるLSDとシロシビンは類似した作用を示すが、解離性麻酔薬であるケタミンは自我の解体と不安を起こしやすく、エンタクトゲンであるMDMAは知覚の変容や不安をともな…

蘭学と舎密学

舎密手前 ホモ・ルーデンス 舎密手前 西暦2004年3月6日、土曜日に行われた「華和茶会舎密手前」の記録を発見。 明治大学駿河台校舎で行われた華和茶会 www.isc.meiji.ac.jp 舎密という江戸期のオランダ語を使おうと思ったのは、1997年、アムステルダムとライ…