蛭川研究室 断片的覚書

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覚書(2021/05/15)

hirukawa-notes.hatenablog.jp
承前。

大川周明

大川周明はアジアの宗教思想の研究科であったと同時に、テロリズムにも傾いていった人物である。その著作は「大川周明先生著作電子化計画」(大川周明ネット)[*1]にアップされている。東京帝大で印哲を学んだ大川は、しかしインドの哲学的伝統は、内面の探求に優れてはいるが、植民地支配などの政治的社会的な問題には対応できないと考えた。

そして、西洋と対峙できるアジアの宗教思想として、政教一致イスラームへと関心を移していく。第二次大戦に至ると、西洋文明を代表するアメリカと東洋文明を代表する日本との戦争は必至だという議論へと飛躍していってしまう。

昼から夕へ

今日は晴れて気温が上がり、気持ちがよい。揚子江気団の湿度は低く、爽やかな初夏の陽気である。朝からメチルフェニデートを飲んで頑張ってきたが、頑張りすぎもよくない。すこし、うとうと。



CE2021/05/15 JST 作成
蛭川立

*1:姉妹サイトの「まんどぅーかネット」は、インド系諸言語の学習に好適なサイトである。