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陣痛促進剤としてのDMT
- これは、アヤワスカ茶の原料植物であるチャクルーナに含まれるDMTが子宮収縮作用を持ち、陣痛を促進することを示唆している。
N,N-ジメチルトリプタミン(左側にインドール核がある)
エルゴタミン(左下にインドール核がある)
分娩の日内変動
- ヒトの分娩には日内変動がある[*3]。
- 日本での統計では、分娩のピークは昼過ぎの14時ごろだが、その大多数は陣痛促進剤によって誘発されたもので、病院の開業時間と相関している。
- しかし、助産所における自然分娩だけのデータをみると、早朝の5時ごろにピークがある。
- このことは、内因性DMTが朝の時間帯に多く分泌され、これが子宮の平滑筋を収縮させ、分娩を促進している可能性を示唆している。
内因性DMTの日内変動
- しかし、ヒトの体内における内因性DMTの日内変動については、朝の時間帯に多いという傾向が知られているが、まだはっきりした証拠が得られていない。
尿に排出される内因性DMTの日内変動。0時から8時の時間帯に多い傾向がみとめられる[*4]。
- 尿中に排出される内因性DMTはごく微量であり、2リットル以上の尿がないと充分な分析ができない。しかし、2リットルの尿を採取するためには、1回の排尿では足りず、数回の排尿を行うためには、数時間の時間が必要だからである。
- 松果体で生合成される内因性DMTの量を調べるためには、脳脊髄液を用いた研究が必要だが、それは今後の研究課題である。
記述の自己評価 ★★★☆☆
(一般向けの記事を箇条書きにした仮説であって、学術的な厳密さは保証されない。)
CE 2020/08/24 JST 作成
CE 2020/08/26 JST 最終更新
蛭川立
*1:免責事項にかんしては「Wikipedia:医療に関する免責事項」に準じています。
*4:
*5:「麻薬及び向精神薬取締法」には、DMTは「医療上の有用性は極めて低く、現在、我が国において医薬品としての輸入、製造及び販売はなく、かつ、濫用された場合の有害性は極めて高い物質である」と書かれているが「医療上の有用性は極めて低」いという文言は、近年になって発見されたDMTの抗うつ・抗不安作用についての医学的エビデンスと矛盾している。